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Kota Gushiken コウタ グシケン
1992年生まれ。2016年、CSMのファッションデザイン・ニットウェア科卒業。インディテックスや澤田株式会社から奨学金・協賛を得て発表した卒業コレクションが、『THE BUSINESS OF FASHION』にて「TOP 6 CENTRAL SAINT MARTINS BA GRADUATES OF 2016」に選ばれる。 2019AWより「Kota Gushiken」として本格始動 美術作品や自身の実体験、友人の何気ない会話からインスピレーションを受け製作。DiorのクチュールやProenza Schoulerでの経験を活かし、ひとつひとつ手作業で編まれたニットウェアはまるで芸術作品のよう。
「TOKYO FASHION AWARD」2024の受賞デザイナーであり、AW24シーズンパリでの合同展示会を開催。
以下グシケンコウタ氏 原文まま
モヘアでいつも作っていたニットをなにか新しい編み方で作れないかな?と考えていました。
そんな折にあるご縁がきっかけで特殊な編み方、加工をしているニットをみさせていただきました。
その編み地をみた時に、このテクニックで抽象画の様な雰囲気の柄を編んだらすごく相性がいいだろうなと思い、自分で抽象画風の絵を描きこの柄を組んだと思います。
ただ沢山絵を描いて、色々試しながら作ったので最終的に自分が描いたどの絵を元にこの柄を組んだのかがいまいち覚えていません。
色を変えると雰囲気が変わるのでは?と思い、一色ごとにリファレンスを変えた記憶があります。
Light Blue はモネ、エンジは Cy Twombly, 紫は確 Bonnard、黒は覚えていません。ノリで書いたのかもしれませんしリファレンスがあったのかもしれません。自分でも少し怖いのですが描きすぎて、忙しすぎて覚えていません。けどお酒も飲んでいないと思います。確か。
絵を描き、データにし、パソコンで色々いじっている時に、画面上のデータで見ると少し行き過ぎなのでは?と怖かったのですが、あの編み地であの糸でこの色でやったら美しくなるはず!と信じて作ったら想像通りかそれ以上の編み地を工場さんが作ってくださり、感動しました。
身長:--cm 体重:--kg size:--着用
【QUALITY】Wool92%,Mohair5%,Nylon3%
【1】身幅:58.0cm 肩幅:51.0cm 着丈:54.0cm 袖丈:62.0cm
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